loading

パフォーマンスデータの数値が出力日によって異なる現象

この度調査を行った結果、レポートの出力日によってGoogleから提供されているパフォーマンスデータの数値に差異が生じていることが判明いたしました。

インサイトからパフォーマンスデータへの切り替え

2023年2月にGyro-nでは、取り扱うデータをインサイトからパフォーマンスデータへ切り替えました。
インサイトとパフォーマンスデータでは集計方法が異なるため、一般的にはパフォーマンスデータとインサイトを比較すると、パフォーマンスデータは見た目上の数値が減少して見えることがあります。
したがって、データを比較する際にはパフォーマンスデータ同士で比較するように弊社ではご案内しておりました。

出力日によるデータの差異

しかし、Googleが提供するパフォーマンスデータにおいて、レポート出力日により差異があることが判明しました。具体的には、2023年2月~2023年3月上旬に出力されたデータとそれ以降に出力されたデータでは、どちらも同じ期間であるにもかかわらず、数値に差異があることが一部では確認されています。

チェーン店A(約30店舗)の例

①2月28日に出力した2023年1月合算データ
ユーザー数:170000 インタラクション数:17000
②4月5日に出力した2023年1月合算データ
ユーザー数:60000 インタラクション数:6000

店舗Bの例

①2月27日に出力した2023年1月データ
ユーザー数:55000 インタラクション数:1000
②3月16日に出力した2023年1月データ
ユーザー数:18000 インタラクション数:330

どちらも2023年1月を対象としているため、本来であれば①と②は同じ数値が出力されるのが正常ですが、
3月中旬以降に出力した②のデータは①と比較して数値が約3分の1程度に減少していることが確認できます。
2023年1月分の集計値に限らず、その他の月でも同様の事象が発生している可能性があります。

対策

2023年2月~3月上旬にパフォーマンスデータを出力された方は、改めて同期間を対象としてパフォーマンスデータを出力いただくことを推奨いたします。

②の数値を各店舗の2022年1月~12月のデータと比較すると、数値に大きな差異が生じていないことから、②のデータが正である可能性が高いです。

ただし、本事象はすべての店舗で発生しているわけではございません。また、2023年3月中旬以降に出力したデータの過去数値は変動していないことから、現在は解消されている可能性が高いです。

なお、本情報は弊社での独自調査に基づくものであり、いまだGoogleからの正式な発表はございません。この点についてご理解を賜りますようお願い申し上げます。